日大アメフット部 橋詰新監督、一丸で再出発 反省糧に対話も

[ 2018年8月8日 05:30 ]

日大アメリカンフットボール部監督への就任が発表され、抱負を語る橋詰功氏
Photo By 共同

 悪質タックル問題で指導陣が退陣した日大アメリカンフットボール部の監督・コーチ選考委員会は7日、新監督に元立命大コーチの橋詰功氏(55)、新コーチに近大出身の泉田武志氏(40)が就任することを発表した。両氏は東京都世田谷区の練習場でチーム再生への所信表明を行った。

 公募に応じた69人の中から新監督に選ばれ、大学職員の身分を捨てて縁の薄い関東での新たな挑戦になる。この日初めて日大の選手と対面し「今後の日本のフットボール界、日本一のプログラムを作るために頑張っていこう」と声を掛けたという。

 絶対王政を敷いた前政権の反省を踏まえつつ、「任せて好きにやらせることが自主性ではない」と対話しながら風通しのいいチームづくりを目指す。「僕にとってのゴールは日本一にふさわしいチームができること。その結果として日本一になること」。勝利を求め、日本一を求めるのは同じ。しかし新監督はその過程を大きく変えていくつもりでいる。

 ◆橋詰 功(はしづめ・いさお)1963年(昭38)8月1日生まれ、京都市出身の55歳。立命大職員。京都市立紫野高でアメフットを始め、立命大ではWRとしてプレー。00年に米オクラホマ大にコーチ留学し、03、04年のライスボウル連覇に貢献。94年度から07年度まで立命大コーチ、08年度から立命館宇治高ヘッドコーチを務め、12年度から再び立命大コーチ。14年度から立命館守山高コーチを務めている。

続きを表示

2018年8月8日のニュース