キャバリアーズのジェームズがレイカーズに移籍 4年&171億円で合意 初めて西地区へ!

[ 2018年7月2日 10:45 ]

レイカーズとの契約が合意に達したジェームズ(AP)
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 NBAを代表するスーパースター、レブロン・ジェームズ(33)がレイカーズと4年、1億5400万ドル(約171億円)で契約に合意。2003年のドラフトでキャバリアーズに全体トップで指名されて以来、NBA16シーズン目で初めて西地区のチームのユニフォームを着ることになった。

 ジェームズは昨季全82試合に出場して27・5得点、8・6リバウンド、9・1アシストをマーク。ファイナルにはヒート時代を含めて自身8年連続で進出していたが、4年連続同一カードとなったウォリアーズ戦では4戦全敗のスイープで敗退。その後、キャバリアーズとの間にあった今季のオプション契約(年俸3560万ドル=約39億5000万円)を破棄してFAとなっていた。

 ジェームズはレイカーズの地元ロサンゼルスに第二の別邸と自身が経営するエンターテイメントの会社のオフィスがあり、昨季からすでにレイカーズへの移籍が噂されていた。しかしファイナル終了後は、76ers、ロケッツなども移籍先の候補に挙げられ、動向が注目されていた。

 一方、コービー・ブライアントの引退(2016年)のあと、チーム再建中のレイカーズは昨季35勝47敗と若干盛り返したものの5季連続で勝率は5割未満。かつてのレイカーズのスーパースターで現在は球団社長を務めるマジック・ジョンソン氏(58)は「今後2年でオフに大物を補強できなれば辞任する」と語っていたが、有言実行という形でジェームズ獲りにこぎつけた。

 ジェームズはヒート時代を含めてファイナルには9回出場して3回優勝しているが、生まれ故郷のアクロンにほど近いオハイオ州クリーブランドを本拠にしているキャバリアーズでの優勝は2016年の1回のみ。出場6回ですべてファイナル制覇を達成した元ブルズのマイケル・ジョーダン(55=現NBAホーネッツ・オーナー)との“格差”が話題となっていた。

 レイカーズが所属するNBA西地区ではファイナル連覇を達成したウォリアーズをはじめ、ロケッツ、サンダー、スパーズなど強豪ぞろい。12月で34歳となるジェームズが、若手主体のレイカーズの中でどのようなリーダーシップを見せるのかは世界的な注目を集めるだろう。

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