竹内智香「進退決めてない」のに引退セレモニー…「強制引退?」と笑い飛ばす

[ 2018年3月20日 14:50 ]

今季W杯を終えて帰国した竹内智香
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 平昌五輪スノーボード女子パラレル大回転5位の竹内智香(34=広島ガス)が20日、今季W杯を終えて羽田空港に帰国した。

 今季は持病のアレルギー症状による体調不良に悩まされるなど苦しいシーズンだった。2月の平昌五輪では惜しくもメダルを逃したが、5位と健闘し「あの5位っていう成績は、本当にある意味奇跡的だったのかなと。オリンピックだけにぴったりと合ってくれた」と充実した表情で振り返った。

 冬季五輪には日本女子最多の5大会連続出場。14年ソチ五輪では銀メダルに輝いた。平昌大会を「集大成」と位置づけていた竹内だが、進退については「春頃に自分の中で決めたい」と未定。「オリンピックは一生出ていたいと思うくらい最高の舞台。楽しさや、あの雰囲気は体に染みついていて、だからこそすぐには引退という言葉が出せない。でも4年間という時間を歩むことの難しさも理解している。やっぱりオリンピックっていうのは中毒性のある舞台なのかな」と五輪への特別な思いを明かした。

 スイスでのW杯最終戦では、他選手とともになぜか竹内の引退セレモニーが用意されていた。「まだ進退決めていないし、日本にも報告をしていないからやらないで」と驚きながらも「きっと日本人で今まで用意された選手はなかなかいないと思います。ただ聞いたときは、え?って。強制引退っていう。まあ報道されないなら、その気持ちを味わうために出てみようかなって思いましたけど」と予想外のサプライズを笑い飛ばしていた。

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2018年3月20日のニュース