松山1アンダー発進、メジャー制覇へ 上がり3連続バーディー

[ 2017年8月11日 05:30 ]

米男子ゴルフツアー 全米プロ選手権第1日 ( 2017年8月10日    米ノースカロライナ州シャーロット クウェイルホロー・クラブ=7600ヤード、パー71 )

全米プロ第1日 1アンダー発進となった松山(AP)
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 メジャー最終戦が開幕した。前週のブリヂストン招待で今季3勝目を挙げ、日本男子初のメジャー制覇を狙う世界ランキング3位の松山英樹(25=LEXUS)は6バーディー、5ボギーの1アンダー、70でホールアウトした。日本勢は谷原秀人(38=国際スポーツ振興協会)、池田勇太(31=フリー)、小平智(27=Admiral)も出場する。

 松山は10番パー5からティーオフ。15メートルの長いパットを沈めてバーディーで滑り出した。続く11番は奥4メートルからのパットを決めて連続バーディー。メジャー第1日の連続バーディー発進は自身初。先週のブリヂストン招待から投入したマレット型の新パターが好スタートを演出した。

 12番は1打目、2打目とも右ラフにつかまり最初のボギー。しかし15番パー5で4メートルに2オン。イーグルトライはカップに蹴られたもののバーディーを奪って取り戻した。

 最終日にコースレコード61をマークして逆転した先週の勝ち方は強烈な印象を残した。今大会前にマキロイは「今週は彼がファクター(主役)になる」と警戒し、D・ジョンソンは「英樹は非常に調子が良い。今週私が勝つのは難しいだろう」と脱帽していた。

 クウェイルホロー・クラブで開催されたウェルズ・ファーゴ選手権では14年38位、15年20位、16年11位と年々順位を上げていた。ただ大幅改修されているため「初めてのコースだと思ってやっている」と話していた。

 16、17、18番は「グリーンマイル」(死刑台に続く道)と呼ばれる難関3ホール。その最後の関門で流れが変わった。18番で第2打をグリーン左に外し、寄せきれずにボギー。後半は3番で1打目を右サイドのバンカーに入れてボギー。4番パー3は15メートルから3パット。5番でも1メートルのパットを外し3連続ボギーを叩いた。

 しかし終盤に巻き返した。7番パー5で第3打を50センチに寄せてバーディー。8番は5メートル、9番は15メートルの長いパットを決め3連続バーディー。1アンダーの70でホールアウトした。

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