パラ世陸 女子走り幅跳びで中西銅、男子100は多川決勝へ

[ 2017年7月16日 05:30 ]

パラ陸上世界選手権第2日女子走り幅跳び(切断などT44)決勝 銅メダルを獲得した中西
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 パラ陸上世界選手権第2日は15日、ロンドンで各種目が行われ、女子走り幅跳び(切断などT44)決勝でリオデジャネイロ・パラリンピック代表の中西麻耶(うちのう整形外科)が5メートル00をマークして3位に入り、銅メダルを獲得した。高桑早生(エイベックス)は4メートル80で5位だった。男子100メートル(切断などT47)予選は多川知希(AC・KITA)が11秒38で1組4着に入り、タイム順で決勝に進んだ。

 女子走り幅跳びの中西が最終跳躍で逆転し、初の世界大会のメダルを手にした。全選手が5回目を終えて記録は5番手。12年から慕う米国人コーチから「15センチ前に」と踏み切りを助言され、5メートル00のジャンプを見せた。仕事中の事故で右膝から下を失い、陸上競技を始めて10年。活動資金捻出のため、セミヌードカレンダーを発売し、12年のロンドン・パラリンピックに挑んだが結果が出ず、一時は引退を表明した。「初めてのメダル。深いものになります」と感無量の表情を浮かべた。

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2017年7月16日のニュース