稀勢の里 3カ月ぶり高安と稽古 いきなり4連敗も意地見せた

[ 2017年6月16日 14:17 ]

稀勢の里(左)は約3カ月半ぶりに高安(右)と三番稽古を行った
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 左上腕付近の負傷で大相撲夏場所を途中休場した横綱・稀勢の里(30)が16日、東京都江戸川区の田子ノ浦部屋で新大関・高安(27)と13番の稽古を行った。弟弟子の高安と胸を合わせたのは春場所前の3月上旬以来、約3カ月ぶりで、高安が大関昇進後は初めて。いきなり4連敗したが、終盤は左四つからの寄り、突っ張りをこらえての押し出しなどで7連勝と巻き返し、8勝5敗で終えた。

 15日は千葉県習志野市の阿武松部屋へ出向き、平幕・阿武咲を相手に15番取った。それが休場後初めての関取との稽古だったが、再開2日目にして大関との稽古となった。「悪くない。昨日よりだいぶ感触はよかった」。患部にはテーピングがなく「筋肉的にはだいぶいいと思う」と手応えを口にした。

 横綱の胸を借りた高安は「立ち合いで当たることだけ考えた。いい稽古になった。(名古屋入りまで)残り少ないが連日できたらいい」と話していた。

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