稀勢の里 出稽古で脱テーピング、胸借りた阿武咲「重かった」

[ 2017年6月16日 05:30 ]

阿武松部屋への出稽古を終え、満面笑みで報道陣の質問に答える稀勢の里
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 左上腕付近の負傷で大相撲夏場所を途中休場した横綱・稀勢の里(田子ノ浦部屋)が千葉県習志野市の阿武松部屋を約1年ぶりに訪れ、幕内・阿武咲と15番取った。夏場所後は出稽古、関取との稽古とも初めて。名古屋場所(7月9日初日、愛知県体育館)に向けて調整は順調とあって「いいんじゃないか」と満面の笑みで話した。

 春場所での負傷以降欠かせなかった患部へのテーピングはせず、阿武咲の激しい当たりを受け止めながら左を差す相撲で11勝4敗。「見ての通り。(阿武咲は)いい相撲を取っていた」と振り返った。横綱の胸を借りた20歳の新鋭は「押し込んでからが重かった。左を差されると何もできなかった」と横綱の復調を体感。阿武松親方(元関脇・益荒雄)も「出稽古初日にしては上々の動き」と見ていた。

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2017年6月16日のニュース