原江里菜 2年先輩の参戦をモチベーションに 1度きりのキャディーはいい経験

[ 2017年5月18日 16:09 ]

 女子ゴルフの中京テレビ・ブリヂストン・レディースは19日から3日間、中京GC石野Cで開催される。試合会場がある愛知県豊田市出身の原江里菜(29=NEC)は18日、プロアマ戦に出場して最終調整した。

 地元とあって「両親、知り合い、中学生の同級生も来てくれるので頑張りたい」と気合が入るのは当然だが、東北高校の2年先輩にあたる宮里藍の参戦もモチベーションにつながっている。

 「この大会に(宮里)藍先輩がアマチュアで出た時に私キャディーをやってるんです。藍先輩が3年で私が1年の時です」と原。03年大会に当時東北高3年の宮里藍がアマチュアとして出場し22位に入った。その時、後輩の原がキャディーバッグを担いでいたのだ。

 東北高時代は寮生活で同級生の有村智恵らと同部屋だった。「凄く楽しかった」というが、なかなか故郷に帰ることができないため、里帰りを兼ねて宮里に同行することを志願した。キャディーをやったのは後にも先にもこの1度だけ。それが貴重な経験になった。

 「初めてロープの中に入った。ロープの中はいいなあと思った。プレーヤーとして同じロープの中に入れたらと」。プロへの憧れが強くなった。

 4月のKKT杯バンテリン・レディースを最後にトップ10入りがない。前週のほけんの窓口は26位。「調子は凄くいいわけじゃないけど、違和感は少なくなってきた」。思い入れが強い大会で復調のきっかけをつかむつもりだ。

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2017年5月18日のニュース