76ers エンビードは今季残り試合欠場、新人王資格保有も左膝半月板損傷

[ 2017年3月2日 13:16 ]

76ers’のエンビード(AP)
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 NBA76ersは1日、新人王資格を持っていたセンター、ジョエル・エンビード(22歳)を今季の残り試合には出場させない方針を固めた。エンビードは1月27日以降、左膝の状態が思わしくなく欠場していたが、精密検査の結果、半月板損傷が判明。チームとしては想定外の故障個所で、新人王も絶望となった。

 カメルーン出身のエンビードはカンザス大から2014年のドラフト全体3番目に指名を受けてNBA入り。しかし2年連続で開幕前に左膝を痛めてシーズンを棒に振った。今季はようやく万全の状態で開幕を迎え、76ersは故障歴を考慮して出場時間を30分未満に抑えていた。

 それでいてエンビードは20・2得点、7・8リバウンドをマーク。しかし出場したのは結局31試合に終わった。

 76ersは昨年のドラフトでルイジアナ州立大のフォワード、ベン・シモンズ(20歳)を全体トップで指名したが、プレシーズンで右足第5中足骨を骨折。球宴明けにデビューすると伝えられていたが、エンビード同様に今季の出場は見送られていた。

 76ersはすでにセンターの1人だったナーレンズ・ノエル(22歳)をマーベリクスに放出。トレードで獲得したセンター、アンドリュー・ボーガット(32歳)は解雇しており、チームに登録されているセンターは、故障でプレーできないティアゴ・スプリッター(32歳)を除くと、2季目のジャーリル・オカフォー(21歳)1人だけとなった。

 なお新人王争いはエンビードの脱落で混沌。昨年のドラフト指名組に際だった活躍をしている選手はおらず、14年の指名ながら今年がデビュー年となっているエンビードのチームメートでクロアチア出身のフォワード、ダリオ・サリッチ(22歳=11・3得点)が“フロントランナー”になっている。

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