川淵EA「90点はあげてもいい」 世界に冠たるリーグ目指す

[ 2016年9月23日 05:30 ]

<B・リーグ開幕戦 アルバルク東京・琉球ゴールデンキングス>床のLEDの演出とチアリーダーの演技も観客を楽しませた
Photo By スポニチ

男子プロバスケットボール「Bリーグ」 第1節第1日 A東京80―75琉球

(9月22日 国立代々木競技場)
 光るコートに巨大ビジョン。入場券は完売し、ド派手な演出や終盤まで競り合った試合内容に満員の観客は熱狂した。開幕前からさまざまなメディア戦略で注目を集めたBリーグだが、真価が問われるのはこれからだ。

 Bリーグ創設の功労者である日本バスケットボール協会の川淵三郎エグゼクティブアドバイザーは「90点はあげてもいい」と合格点を与えた。自身がチェアマンを務めた93年のJリーグの開幕とは比べられないとしながらも「LEDや派手な音楽はサッカーにはないもので楽しめた」という。だが、Jリーグのように認知されるには選手が世界のレベルに追いつかない限り「成功はおぼつかない」とクギを刺し、本来なら開催国で自動的に出場できるはずの20年東京五輪についても「日本の出場は決まっていないし、現状の実力ではFIBA(国際バスケットボール連盟)からダメと言われる。東京でベスト8ぐらいを狙う実力をつけないと」と警告した。

 バスケットボールの国内選手登録数は野球、サッカーに次ぐ約63万人。秘められた可能性を引き出す努力を持続できるかどうか。川淵氏は「選手を強化し、NBAにいつも5人ぐらい送り込んだ時、世界に冠たるリーグになる」と話した。

続きを表示

この記事のフォト

2016年9月23日のニュース