白鵬 目当ての関取万全でなく…出稽古断念、マイペース調整へ

[ 2016年7月7日 05:30 ]

所属の宮城野部屋で調整する白鵬

 大相撲の名古屋場所(10日初日、愛知県体育館)で38度目の優勝と残り13勝に迫る通算1000勝を狙う横綱・白鵬(31)が6日、名古屋市内の宮城野部屋で四股や立ち合いの確認など基本を中心に汗を流した。

 通常、場所1週前の月曜日から木曜日の4日間で出稽古などを行って他の部屋の関取衆と胸を合わせるが、この日は「行こうと思っていた部屋にケガ人がいた」と断念。関係者によると、複数の部屋に打診したものの、白鵬が目当ての関取の状態が万全でなく都合がつかなかったという。前々日は、友綱部屋で新関脇・魁聖らと、前日は出羽海部屋で幕内・御嶽海と稽古をするなど計画通りだったが、思わぬ形で調整法が崩れた。それでも、すぐに気持ちを切り替え、自らの部屋でマイペース調整。「自分の体は自分が一番分かっている。結果的にはちょうどいい体の動かし方ができた。焦りもない」と“結果オーライ”を強調した。

 場所後には母国モンゴルでアマチュア相撲の世界選手権が開催される。自身も盛り上げ役として出席する予定で「優勝した横綱が来たと言ってほしいから」とモチベーションの一つになっている。

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2016年7月7日のニュース