全米オープンで「あり得ない」事態 初VのD・ジョンソン、罰打保留のままプレー

[ 2016年6月20日 12:07 ]

<全米オープン選手権>優勝したダスティン・ジョンソン(AP)

 男子ゴルフのメジャー第2戦、全米オープン選手権は19日、ペンシルベニア州オークモントのオークモントCC(パー70)で順延されていた第3ラウンドの残りと最終ラウンドが行われ、宮里優作(36=フリー)は通算7オーバーの23位。谷原秀人(37=国際スポーツ振興協会)は12オーバーで51位だった。31歳のダスティン・ジョンソン(米国)が通算4アンダー、276でメジャー初優勝を果たした。

 第3ラウンドを終えて首位だったシェーン・ローリー(アイルランド)は最終ラウンドは76で通算1アンダーで、ジム・フューリク、スコット・ピアシー(ともに米国)とともに2位タイ。

 また、優勝したD・ジョンソンは競技後に1罰打を科された。最終ラウンドの5番でパットを構えた時にわずかにボールが動き、その場で競技委員を呼んで確認。「動いた原因が選手にない」として、一度は無罰の裁定が下ったが、映像を見た別の競技委員が「動いた原因が不明のため、終了後に確認する」と12番で本人に通告。罰を受けるか不明のままプレーを続ける異例の事態になった。結局「パターをグリーンに付けた直後にボールが動いた。それが原因とするのが妥当」として1罰打が科された。

 勝敗に影響はなかったが、優勝争いが明確でなくなるおそれもあったことから、ジョーダン・スピース(米国)らはツイッターなどで「あり得ない」「ばかげている」と非難した。

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2016年6月20日のニュース