水球男子、ロンドン4位と善戦 「パスライン」で1桁に抑えた

[ 2016年6月13日 05:30 ]

モンテネグロとの練習試合に臨む志水(左端)ら日本代表

強化試合 日本6―9モンテネグロ

(6月12日 日体大健志台プール)
 32年ぶりに五輪に出場する水球男子日本代表は横浜市の日体大健志台プールでモンテネグロ代表と強化試合を行い、6―9で敗れたが、ロンドン五輪4位の強豪に善戦した。各ピリオドごとのスコアで見れば、相手の大型センターを止められず0―3とされた第2ピリオド以外は互角の内容。大本洋嗣監督(48)は「昔だったら雲の上の存在だった強力なチームに最後まで勝負することができた」とレベルアップを実感していた。

 相手のパスコースに入って守る日本オリジナルの「パスライン・ディフェンス」が機能した。積極的な守備で、五輪メダル候補から再三ミスを誘い、志水祐介主将(27)は「これまで練習試合でも(モンテネグロを)1桁に抑えたことはなかった。逃げずにプレッシャーをかけて、相手にストレスを与えることができた」と手応えを口にした。リオでの目標はベスト8。志水は「(強豪に)まだ勝ち切るまではいっていない。満足しちゃいけない」と気を引き締めた。

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2016年6月13日のニュース