中村、リオは“本職”十種競技で出場「見せ場つくる」

[ 2016年6月13日 05:30 ]

男子十種競技でリオ五輪代表に決まり笑顔の中村

陸上 日本選手権混成競技最終日

(6月12日 長野市営陸上競技場)
 リオデジャネイロ五輪代表選考会を兼ねて行われ、男子十種競技は昨年の世界選手権代表の中村明彦(スズキ浜松AC)が五輪参加標準記録(8100点)を突破する8180点で初優勝し、日本陸連が定めた選考基準を満たして代表に決まった。中村は400メートル障害で出場した12年ロンドン大会に続いて2度目、十種競技では初の五輪出場となる。女子七種競技は20歳のヘンプヒル恵(中大)が日本歴代2位の5882点で2連覇した。桐山智衣(モンテローザ)が5597点で2位だった。

 中村は最終種目の1500メートルでスタートから飛び出し、独走でゴール。五輪参加標準記録を80点上回る自己ベストで優勝し「五輪につなげることができて良かった」と喜んだ。ロンドン五輪は400メートル障害で出場。今回は本職で憧れの舞台に立つ。世界との実力差は大きいが、昨年の世界選手権では1500メートルでトップの成績。「リオでも見せ場をつくって、こんな選手がいるというのを見せたい」と誓った。

 ◆中村 明彦(なかむら・あきひこ)12年ロンドン五輪は400メートル障害で出場。十種競技では14年アジア大会銅メダル、15年は世界選手権16位、アジア選手権優勝。愛知・岡崎城西高、中京大出。1メートル79、73キロ。25歳。愛知県出身。

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