“悩める怪物”逸ノ城 復活の手応え「完璧じゃないけど」

[ 2016年4月9日 19:41 ]

 大相撲の春巡業が9日、神奈川県藤沢市で行われ、“悩める怪物”幕内・逸ノ城が横綱2人から熱血指導を受けた。

 平幕同士で申し合いを行った後、横綱・鶴竜にぶつかり稽古で胸を出してもらうこと9分間。ぶつかっては転げ、ぶつかっては転げ、みるみるうちに全身泥だけとなり、途中からは横綱・日馬富士からも「もう一丁だ!早く立て!」などと土俵上で奮起を促された。

 前頭11枚目まで番付を落としていた先場所は11勝4敗と復活の兆しを見せ、今回の春巡業では休むことなく毎朝しっかりと土俵上で汗を流すことを決意。巡業開始からこの日で1週間が経過し「体が慣れてきているというか、最初よりちょっとずつ変わってきている。完璧じゃないけど」と手応えをつかみつつある。土俵下で見守る貴乃花巡業部長(元横綱)も「毎日(状態は)上がってきている」と早くも稽古の効果が出始めていることを認めていた。

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2016年4月9日のニュース