高梨、W杯女王奪還へ意欲「これだという感覚が見えてきた」

[ 2015年11月3日 15:36 ]

練習後、取材に応じる高梨沙羅

 ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(クラレ)や伊藤有希(土屋ホーム)らが3日、札幌市宮の森での合宿を公開し、12月に開幕するワールドカップ(W杯)で2季ぶり3度目の総合優勝を狙う高梨は「自分の中で、これだという感覚が見えてきた。後は精度を高いものにしていきたい」と、課題だった助走の改善に手応えを口にした。

 高梨は冬仕様の助走路で競った10月31日の全日本選手権と11月1日のNHK杯で2連勝。3日は不安定な風の影響もあって2回しか飛べなかったが、シーズン本格開幕への準備は順調だ。「まずは冬シーズンへの入りを大事にしたい」と女王奪還へ意欲を燃やした。

 昨季の世界選手権で銀メダルに輝いた伊藤は現時点では調子がいまひとつ。「万全に整えて冬に入ることを考えている」と話し、体調を上げてシーズンを迎える姿勢だ。

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2015年11月3日のニュース