47歳・谷口“どや顔”3差8位発進!東京五輪がモチベーション

[ 2015年10月30日 05:30 ]

第1日、2アンダーで8位の谷口

男子ゴルフツアー マイナビABCチャンピオンシップ第1日

(10月29日 兵庫県加東市 ABCゴルフ倶楽部=7130ヤード、パー71)
 00年大会優勝の谷口徹(47=フリー)が5バーディー、3ボギーの69をマークした。52歳での東京五輪出場を夢に掲げるベテランは、飛距離が伸びて昨年からの成長を実感。通算20勝の節目へ、3打差8位の好スタートを切った。賞金ランク1位の金庚泰(29=韓国)が66を出して単独首位。1打差の2位に稲森佑貴(21=グリーンゴルフ練習場)らがつけた。
【第1R成績】

 8位で上がってきた谷口は“どや顔”で480ヤードと距離の長い6番パー4について語り始めた。

 「6番はエッジまで150ヤードちょっとまで飛んだ。6番アイアンでカット気味に打ってね。去年までは嫌なイメージだったけれど、バーディーを取っていける気持ちになる」

 計測があるホールのため、正確な飛距離は297ヤード。ちょっと“盛った”のも、結局、パーに終わったのもご愛嬌(あいきょう)だ。得意のパットだけではなく、OKバーディーもあっての69。好スコアが47歳を冗舌にさせた。

 壮大な夢がある。「目標は東京五輪。不可能と思われるかもしれないが、チャレンジする」と52歳での五輪出場をぶちあげた。オフから野球選手らアスリートが通うジムで本格的に体を鍛え始め、飛距離がアップ。新しい世界が見えたことでモチベーションを得た。

 07年に賞金王を獲った時、相棒だった清水重憲氏は今季、女子で獲得賞金2億円目前のイ・ボミのバッグをかつぎ、著書第2弾をこのほど出版。谷口は今季、約2023万円しか稼いでいないだけに「清水はそんなに稼いでるのか」と闘争心にも火が付き、3年ぶりの勝利に意気込んでいた。

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2015年10月30日のニュース