羽生 4回転3度全て着氷 ライバル・チャンと競演「刺激になる」

[ 2015年10月30日 08:59 ]

公式練習で笑顔の羽生結弦

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦、スケートカナダの前日練習が29日、カナダのレスブリッジの会場で行われ、男子で今季のGP初戦を迎える羽生結弦(ANA)らが調整した。切れのある動きを見せた羽生は「落ち着いてやれている」とうなずいた。

 和風の音色が印象的なフリーの曲をかけた練習では、3度の4回転ジャンプを全て着氷させるなど好調ぶりをうかがわせた。14、15日のオータム・クラシックで優勝。「試合勘を取り戻してこられたし、パトリック(・チャン)選手が戻ってくるのは刺激になる」と、地元カナダの元世界王者との競演も楽しみな様子だった。

 女子では、村上佳菜子(中京大)もリンクの感触を確かめ「試合を怖がらずにできたら一番うれしい」と話した。世界女王のエリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア)や男子の村上大介(陽進堂)も入念に調整した。

 ▼村上大介の話 氷の状態を確かめながら練習した。ショートプログラムはいい方向で試合へ持っていける。フリーはスタミナがなくならないように頑張りたい。(共同)

続きを表示

2015年10月30日のニュース