熊ケ谷親方は解雇の方向 マネジャーへの傷害罪で起訴

[ 2015年9月30日 19:51 ]

 マネジャーの男性に対する傷害罪で起訴された大相撲の熊ケ谷親方(45)=元十両金親、本名山村和行、神奈川県出身、宮城野部屋=に対し、日本相撲協会が10月1日に開く理事会で解雇処分を下す方向であることが30日、協会関係者の話で分かった。

 相撲協会は危機管理委員会(宗像紀夫委員長=元東京地検特捜部長)が1日に最終報告をまとめ、理事会へ解雇処分案を提案する見込みで、暴行を裏付ける写真なども提出される予定。

 協会の信用を著しく失墜させ、指導者として不適格な点が解雇理由となる。理事会の決議で退職金は支給しないという。危機管理委の担当弁護士が既に熊ケ谷親方に接見し弁明の機会を与えた。

 北の湖理事長(元横綱)は「(処分が)厳しくなるのは当然だし、厳しくしなければいけない。危機管理委の報告を受け、理事会で意見をまとめたい」と述べた。

 親方の解雇は過去4例。熊ケ谷親方は宮城野親方として横綱白鵬関の師匠を務めた時期もあったが、週刊誌で八百長の存在を知人女性に告白したと報じられ、2010年に師匠を交代させられている。

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2015年9月30日のニュース