野球・ソフト予選の福島開催 五輪相要望に森氏「あなたが決めること」

[ 2015年9月30日 07:18 ]

 遠藤利明五輪相は29日、大会組織委の森喜朗会長と会談し、追加種目として国際オリンピック委員会に提案する野球・ソフトボールの予選を東日本大震災で被災した福島県を含む地方開催を要望した。森氏は「大臣になる前だったら、要望という形でいい。だが、大臣になったなら逆にあなたが決めること」と述べ、遠藤氏に国の意向をまとめるよう促した。

 遠藤氏によると、森氏自身は福島開催に前向きという。

 提案発表から一夜明け、競技開催へ前進した福島県内の自治体では招致熱が高まっている。いわき市では、野球団体「いわきベースボールコミュニケーション」が、10月31日にいわきグリーンスタジアムで開幕する野球大会で招致をアピールするのぼりを掲げ、開催機運を高めていく。一方、組織委の武藤敏郎事務総長は29日、「コスト面や選手の移動の便宜を考えると、1会場でやることも選択肢としてある」と話し、都内のみで実施する可能性を示唆した。

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2015年9月30日のニュース