錦織、今季3勝目!逆転でイスナーに雪辱、全米OP制覇に弾み

[ 2015年8月10日 06:06 ]

イスナーの強力サーブをリターンする錦織圭(AP)

 テニスのシティ・オープンは9日(日本時間10日)、米ワシントンで男子シングルスの決勝が行われ、世界ランキング5位の第2シード、錦織圭(25=日清食品)が世界18位の第8シード、ジョン・イスナー(30=米国)を4―6、6―4、6―4で下して大会初V。今季3勝目、通算10勝目を飾り、31日開幕の全米オープンに向け、大きな手応えをつかんだ。

 夏の北米シーズン初戦で錦織が最高のスタートを切った。第1セット、錦織は互いにサービスゲームをキープして4―5で迎えた第10ゲームでファーストサーブが入らず苦戦、このゲームをブレークされて同時にセットも失った。

 だが、第2セットは第1ゲームでいきなりイスナーのサービスゲームをブレークすると、その後は自身のサービスをキープしてタイに持ち込み、続く最終セットも第3ゲームでブレークに成功。

 左ふくらはぎ痛で途中棄権した6月のウィンブルドン選手権以来の復帰戦。決勝の相手、イスナーは今年4月のマイアミ・オープン準々決勝でストレート負けを喫した因縁の相手で、この日の対戦でも身長2メートル8のビッグサーバーに18本ものエースを決められるなど苦しめられたが、見事に雪辱した。

 錦織はこの勝利で最新世界ランキングで4位に浮上することが確定した。

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2015年8月10日のニュース