U18 近畿が3年ぶり8度目の優勝 FB山口のキック光る

[ 2015年8月3日 08:00 ]

前半8分、トライを決めた近畿のCTB四方田

 「KOBELCO CUP 2015」第11回全国高校合同チームラグビー大会と第5回全国高校女子合同チーム大会(特別協賛・神戸製鋼グループ)の最終日が2日、長野県上田市の菅平高原サニアパークであり、部員不足の学校から選ばれたU18は近畿が3年ぶり8度目の優勝を果たした。17歳以下の実力者が集うU17は関東が5年ぶり2度目のV。15人制初年度の女子は九州が制した。

 U18近畿のFB山口魁生(大阪・清水谷2年)はキック力が光った。九州に自陣深く攻め込まれる度に、ドカンと大きく蹴って地域を挽回。33―5の勝利に貢献した。21―0で勝利した関東戦では大きく突破する場面もあった。スタメンに2人いる2年生の1人が大きな存在感を見せた。

 「チームで日本一になるのは厳しい。日本一になれて嬉しいです」

 アピールに燃えていた。今大会で活躍すれば、来年の進路のプラスになるだけでなく、花園の決勝戦前に行われるU18合同チーム東西対抗戦のメンバーに選ばれる。「昨年2年生で選ばれた近畿の先輩もいるので、それを目指しています」。中学時代に左ひざを故障。競技を続ける気はなく今の高校に進んだが、今は楽しさに目覚めている。自宅は花園ラグビー場から徒歩5分。近くて遠かった聖地が見えてきた。

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2015年8月3日のニュース