水質汚染懸念会場で五輪テスト大会 選手「気にならない」

[ 2015年8月3日 08:23 ]

 来年のリオデジャネイロ五輪を前に水質汚染が懸念される市東部のコパカバーナ地区で2日、テスト大会を兼ねたトライアスロンの五輪予選が行われ、実際に泳いだ各国の選手は「水はきれい」「気にならない」と、ひとまず不安は解消された様子だった。スイムが行われたコパカバーナ海岸は、水質の悪化が指摘された他の会場と比べれば、汚染は軽微とされている。

 7月末に五輪会場の湾や湖から大量のウイルスが検出されたとの報道があり、選手も警戒したという。だが男子の細田雄一(博慈会)は「世界中で競技しているが、ここはきれいな方」と好意的で、女子の高橋侑子(東京都連合)も「(競技に)影響することはなかった」と話した。

 ただ、より汚染が深刻とみられるセーリングやボート会場の水質汚染は、世界保健機関(WHO)も問題視しており、国際競技団体も独自の調査を検討している。(共同)

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2015年8月3日のニュース