日本女子、９位で予選敗退もリオ五輪の出場枠を確保

女子４００メートルリレー予選を終えた（左から）松本、池江、内田、山口。９位に終わったものの、リオ五輪の出場枠は獲得

水泳世界選手権第１０日

（8月2日 ロシア・カザニ）
　競泳が開幕し、男子４００メートル自由形リレーで日本の男子（中村、塩浦、小堀、藤井）は決勝で３分１５秒０４のタイムを出し、過去最高の６位に入った。女子（内田、池江、山口、松本）は３分３８秒４７の９位で予選敗退したが、ともに１２位までが得るリオデジャネイロ五輪の出場枠を確保した。

　中学生として１４年ぶりに世界選手権の代表となった池江は２番手で泳ぎ、粘りを見せた。緊張をほぐすため、レース前には先輩からおまじないのように体に触られリラックス。「ここで私が頑張らないと駄目だと思った」と奮い立たせて役目を果たした。

　大観衆にもおじけづくことなく「ロシアに負けたくないと思った」と対抗心をむき出しにした１５歳。予選落ちはしたが、９位でリオ五輪の切符をつかんだ。世界デビュー戦は「７０点」と採点し、次なるレースに目を向けた。

　▽女子４００メートルリレー予選　（９）日本（内田、池江、山口、松本）３分３８秒４７＝落選