セリーナ 4大大会4連勝 来月全米で年間グランドスラム達成だ

[ 2015年7月12日 05:30 ]

3年ぶり6度目の優勝に喜ぶS・ウィリアムズ(AP)

ウィンブルドン選手権第12日

(7月11日 英ロンドン・オールイングランド・クラブ)
 女子シングルス決勝で第1シードのセリーナ・ウィリアムズ(33=米国)が第20シードのガルビネ・ムグルサ(21=スペイン)に6―4、6―4で勝ち、3年ぶり6度目の優勝で2度目の4大大会4連勝を達成。33歳289日のS・ウィリアムズは4大大会通算21勝目。1968年のオープン化以降の4大大会では90年ウィンブルドンを33歳263日で制したマルチナ・ナブラチロワ(米国)を抜き、女子最年長優勝となった。

  序盤の劣勢をはね返し、S・ウィリアムズが2度目の4大大会4連勝と最年長女王に輝いた。「素晴らしい試合ができた。最後は相手のプレーが良くなり、プレッシャーを感じた。とにかくベストを尽くすしかないと思った。(4大大会4連勝は)信じられない。優勝できてうれしい」と喜びを爆発させた。

 第1セット第1ゲームを3本のダブルフォールトを犯して落とす最悪の立ち上がりだった。だがミスを続けても踏みとどまり、相手サーブの第8、第10ゲームを奪って第1セットをものにした。第2セットも粘るムグルサを振り切った。

 昨年の全米で18度目の4大大会制覇を果たした。ナブラチロワ、エバートに並んで「どうしても勝ちたい」という力みが消え、試合を楽しめるようになった。以降はグランドスラムで黒星がない。「年齢を重ねて精神的にタフになっている。たぶん来年の私はもっと強い」と充実感を漂わせた。8月下旬からの全米では、88年のグラフ(ドイツ)以来の年間グランドスラムの偉業達成に挑む。今の女王を止めるのは容易ではない。

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2015年7月12日のニュース