注目の宇良 無傷で序ノ口優勝 得意技は「いつか出る時まで見守って」

[ 2015年5月22日 12:02 ]

<夏場所13日目>栄富士が敗れ、序ノ口の全勝優勝が決まり、笑顔でガッツポーズする宇良

 大相撲夏場所13日目(22日 東京・両国国技館)で、居反りなどの奇手を得意とする宇良(22=木瀬部屋)は琴宮倉(佐渡ケ嶽部屋)を送り出しで下し、無傷の7連勝で序ノ口優勝を決めた。デビュー前から注目を集める中で結果を残し「優勝は信じられない。疲れもあってしんどかったので決まってよかった」と笑顔を見せた。

 格上の序二段の相手に忍者のような速攻技を見せた。立ち合いで背を丸めて土俵すれすれまで深く沈んで左へ変わると、飛び込んできた相手の背後へピタリ。背中を押して、土俵下まで突き飛ばした。鮮やかな奇襲攻撃にも「普段の立ち合いです」と涼しい顔だった。

 注目の居反りは今場所では出なかったが「いつか出る時まで見守っていただければありがたい。小さい相手にはかけづらい。大きくなって力のある選手にかけることができればいい」と語った。序二段で迎える名古屋場所での大技披露に期待だ。

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2015年5月22日のニュース