ブルズ 残り3秒からローズの3点シュートで劇的勝利

[ 2015年5月9日 15:01 ]

劇的な勝利に貢献したブルズのデリック・ローズ

 NBAは8日にプレーオフ地区準決勝の2試合を行い、東地区では3位ブルズが地元シカゴで2位キャバリアーズを99―96(前半47―49)で退けて2勝1敗。残り3秒からのプレーで、この日30得点を挙げたデリック・ローズ(26)が劇的な3点シュートによるブザービーターを決めて勝利に貢献した。

 ローズのブザービーターは自身通算349試合で2度目。1989年5月7日(東地区1回戦の最終第5戦)にはローズと同じ26歳だったマイケル・ジョーダンがこの日と同じキャバリアーズ戦で「ザ・ショット」と語り継がれているブザービーターを、これも同じ残り3秒からのプレーで決めており、地元シカゴのファンは久々に見た“神業”に歓喜していた。なおプレーオフでブルズがブザービーターで勝ったのは97年6月1日のファイナル第1戦(対ジャズ)以来で、このときも決めたのはジョーダン。キャバリアーズは残り10・8秒、2試合の出場停止処分が開けたJ・R・スミス(29)が3点シュートを決めて96―96としたが、最後はローズの一発に泣いた。

 西地区では3位クリッパーズが地元ロサンゼルスで2位ロケッツに124―99(前半64―57)で快勝。ドック・リバース監督(53)の息子、オースティン・リバース(22)がベンチから出て25得点を稼ぎ、チームは第3Q終盤から第4Q序盤にかけて連続23点を奪って勝負を決めた。左太腿の肉離れで2試合欠場していたクリス・ポール(30)は23分出場して12得点7アシスト。リバースの活躍で“仕事量”は最小限に抑えられた。

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2015年5月9日のニュース