愛が藍超える!史上最年少メジャー2勝だ!66で一気4位浮上

[ 2015年5月9日 05:30 ]

10番、ティーショットを放つ鈴木愛

女子ゴルフツアー ワールド・レディース・サロンパス・カップ第2日

(5月8日 茨城県つくばみらい市 茨城ゴルフ倶楽部東コース=6550ヤード、パー72)
 驚異の追い上げを見せた。50位から出た鈴木愛(21=Salesforce)はボギーなしの6バーディーでこの日ベストスコアの66をマーク。通算5アンダー、139で首位と3打差の4位に浮上した。日本女子プロ選手権で達成した初優勝に続き、再びのメジャー優勝を視界に入れた。

 面白いようにパットが決まった。20歳最後の日だった鈴木は8番で7メートルのスライスラインをねじ込んでバーディーを先行させると、10番でも手前から7メートルを沈めるなど一気にリーダーボードを駆け上がった。「パットの調子が良く、イメージ通りに回れた」と笑顔がはじけた。

 前日はスライスラインに苦しみ、ホールアウト後は50センチのパットから入念に練習した。それを1メートル、1・5メートル、2メートル…と次第に距離を延ばして繰り返しカップに沈め「イメージが良くなってきた」と復調につなげた。

 昨年の日本女子プロ選手権でツアー初優勝を飾った。「メジャーは大好きなので優勝したい気持ちが強い」。この日の1番ホール終了後には気合を入れるため、左手甲に目標スコアの「67」を赤いサインペンで刻んだ。目標より1打良いスコアで回り、「上出来です」と胸を張った。

 9日は、21歳の誕生日。今大会に勝てば、宮里藍が記録した21歳83日を更新する、史上最年少の21歳1日での国内メジャー2勝達成となる。「バースデーウイークだし、最終日は母の日。お母さんに優勝をプレゼントしたい」。ツアーに同行する母・美江さんのためにも最高の瞬間を届ける。

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