男子シンクロ安部 エキシビ演技は髪形&メーク一新、男らしさ強調

[ 2015年5月4日 20:27 ]

<シンクロジャパンオープン・日本選手権>観客の声援に応える安部(右)足立組

 シンクロナイズドスイミングのジャパン・オープンを兼ねた日本選手権最終日が4日、東京辰巳国際水泳場で行われ、混合デュエット世界選手権代表の安部篤史(32=トゥリトネス水泳部)、足立夢実(26=国士舘シンクロク)がエキシビションでフリールーティン(FR)を披露した。

 安部は3日のデビュー戦で、歩きだそうとして右手と右足が同時に出てしまったが、この日は、前を歩く足立と優雅に入場。 「入場でミスしたところを報道で取り上げられてしまったので、反省点としてきょうは絶対、というかこれから絶対ないようにと思っていた。掛け声をかけて練習した」と笑った。

 髪形とメークも一新。3日のFR予選後にスタッフや審判からの印象を聞き、赤色のエクステを外し、花牟礼コーチが眉毛を濃く書くなど“男性らしく”メークを施した。

 この日は冒頭のジャンプでタイミングが合わず、失敗してしまったが、最後まで2人でドラキュラを演じきった。安部は「2日連続演技させてもらえて、ありがたかった。ミスを次への糧にして練習したい」と話した。

 本間シンクロ委員長は「3日の点数は出過ぎだと思ったが、審判の心をつかむ何かがあるということ」と総括。

 今後は今大会で披露しなかったテクニカルルーティン(TR)の強化を急ピッチで進める。

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2015年5月4日のニュース