400メートルの女子は予選失格 世界リレー大会最終日

[ 2015年5月4日 10:05 ]

女子1600メートルリレーで力走する千葉麻美(AP)

 陸上の第2回世界リレー大会最終日は3日、バハマのナッソーで行われ、女子400メートルリレーは予選3組で、渡辺真弓(東邦銀行)土井杏南(大東大)福島千里(北海道ハイテクAC)市川華菜(ミズノ)の日本はバトンパスのミスで失格となり、今大会での2016年リオデジャネイロ五輪出場権獲得はならなかった。決勝はジャマイカが42秒14で優勝した。

 女子1600メートルリレーで9~16位決定レースに回った青山聖佳(大阪成蹊大)千葉麻美、青木沙弥佳(ともに東邦銀行)吉良愛美(アットホーム)の日本は3分34秒65で全体の10位だった。米国が3分19秒39の大会新記録で優勝した。

 男子1600メートルリレーは米国が2分58秒43で制した。

 ▼渡辺真弓の話 スタートから数歩目にちょっとバランスを崩してしまった。その後、加速はしたけれど、乗り切れていなかった。自分のところで役割を果たせなかった。

 ▼土井杏南の話 (バトンミスに)真弓さん(渡辺)が最初に加速に乗らない状況を考えることなくいつも通りに出てしまって誤差が出た。動揺してしまった。とにかくバトンはつながないと。

 ▼福島千里の話 しっかり反省したい。がっくりです。原因があっての結果。偶然ではない。日本記録の大幅更新が目標だった。一人一人がしっかり走らないとバトンはうまく流れない。

 ▼市川華菜の話 納得いく結果ではない。練習ではうまくいっていた。男子が3位に入り、女子にもチャンスはあると信じ、やってやろうという気持ちだった。

 ▼青山聖佳の話 日本記録の目標を達成できなくてすごく悔しい。自分が流れをつくれなかった。予選は持ち味を出せたけど、きょうは全然出せなかった。

 ▼千葉麻美の話 タイムも順位も納得できない。日本記録更新が目標だった。個人としてはもっとやれたと思うが、久しぶりに自分らしい積極的なレースができたと思う。

 ▼青木沙弥佳の話 攻めの姿勢で行こうと思っていた。(終盤に失速し)それが裏目に出てしまったのは実力不足。そういう気持ちを持てたことだけは良かった。

 ▼吉良愛美の話 粘りの走りができた。自分の走りとしては結構よかった。こういうレースを経験して今後の世界大会でレベルアップしたい。(共同)

続きを表示

2015年5月4日のニュース