さくら3差3位浮上「100点に近い」今季自己ベストタイ出た

[ 2015年4月26日 05:30 ]

18番でバーディーパットを決め、笑顔で観客の声援に応える横峯

USLPGAツアー スウィンギングスカート・クラシック第2日

(4月24日 米カリフォルニア州デーリーシティー レークマセドGC=6507ヤード、パー72)
 19位から出た横峯さくら(29=エプソン)が5バーディー、ボギーなしの67で回り通算6アンダーの138で、首位と3打差の3位に浮上した。70で回った宮里藍(29=サントリー)が通算1アンダーの23位で、宮里美香(25=NTTぷらら)は通算イーブンパーの30位。上原彩子(31=モスフードサービス)は予選落ちし、野村敏京(22=フリー)は体調不良で途中棄権した。ブルック・ヘンダーソン(17=カナダ)が通算9アンダーで単独首位に立った。

 横峯が底力を見せつけた。狭いフェアウエーに強風が吹く難コースを攻略。5バーディーを奪っての今季自己ベストに並ぶ67に「100点に近いプレーができた」と満足そうに振り返った。

 インから出て13番パー4で1メートルにつけてバーディー。14番パー5では第3打を1・5メートルにつけた。18番パー5は6メートルを沈め、後半のパー5でも伸ばし「調子がいいと、こうしてロングホールで稼げる」と胸を張った。ショットが復調した原因を「(前日は)左にいくのを怖がっていたけど、きょうは自分を信じて100%に近い状態で振れた」と自ら解説した。

 米ツアーに本格参戦した今季はいきなり3連続で予選落ちしたが、出場4戦目の起亜クラシックは首位と3打差の3位から最終日最終組でプレーした。8位に終わったが「こういう感じなんだと層の厚さを学んだ」という。その後は予選落ちもなく「ようやく米ツアーに慣れてきた」と話す。

 昨年結婚した夫のメンタルトレーナー森川陽太郎氏(34)と相談して目標を決めてラウンドに臨む。今週は「難コースで気負ってしまうから」とイーブンパーに設定した。「決勝もそのままイーブンパーを目指す。自分を信じて戦うのが一番」。ホールを重ねた先に歓喜が待っている。

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2015年4月26日のニュース