葛西、4位に「気持ちが悪い」 男子団体で表彰台逃す

[ 2015年3月2日 05:30 ]

2回目を終え、さえない表情の竹内択(左)と葛西

 ノルディックスキー世界選手権第10日は2月28日、スウェーデン・ファルンで行われ、ジャンプ男子団体(HS134メートル、K点120メートル)で葛西紀明(土屋ホーム)らの日本は合計831・2点で4位だった。1回目に2位につけたが、2回目に順位を落とした。ノルウェーが6連覇を狙ったオーストリアを抑えて優勝した。

 2回目の3番手を終えた時点で、3位オーストリアと9・1点差、2位ポーランドとも9・9点差。表彰台へ望みを懸けた葛西の最後の飛躍はK点を2メートル越えるにとどまった。日本は最後までメダル争いに加わったが4位。この種目で3大会ぶりのメダルを引き寄せられず、葛西は「4位は一番気持ちが悪い数字」ともどかしさを口にした。「メダルを獲れる力はあった」と言うように1回目は2位につけた。4人が2回ともK点を越える飛躍をそろえたが、風への対応力などで上位に及ばず、ソチ五輪に続く表彰台を逃した。

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2015年3月2日のニュース