羽賀「満足」帰国 欧州大会で連勝、100キロ級争いリード

[ 2015年2月25日 05:30 ]

ドイツから帰国し、笑顔で取材に応じる羽賀

 不振の100キロ級に光明が差した。柔道の全日本男子がドイツでのグランプリ大会を終えて帰国した。100キロ級の羽賀龍之介(23=旭化成)は、前週にイタリアで行われた欧州オープンと2大会連続で優勝。11試合中10試合が一本勝ちと内容もさえ渡り「結果を出すことだけを考えていたので満足」と振り返った。

 ジュニア時代から将来を嘱望されていたが、12年夏に左肩の手術を受け、その後は低迷。欧州オープンが待望のシニア国際大会初優勝だった。強豪の集まったグランプリ大会も制し、どんぐりの背比べだった国内100キロ級の争いで一歩リード。空港では慣れない取材を受け「初めてでちょっとテンパってる」と笑いつつ「まだ本番じゃない。これからの方が大事」と今夏の世界選手権代表を争う全日本選抜体重別選手権(4月、福岡)を見据えて気を引き締めた。

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