角野 下半身まひの“兄貴分”岡本のためにステッカー発案

[ 2015年2月25日 21:32 ]

米国から帰国したスノーボードの角野

 スノーボードの角野友基(18=日産X―TRAIL)が“兄貴分”の力になる。

 角野は、21日に米カリフォルニア州で行われたビッグエアコンテスト「AIR&STYLE」ロサンゼルス大会で優勝し、25日に成田着の航空機で帰国。同大会では所属するスノーボーダーチーム「HYWOD」を結成し、下半身まひになった岡本圭司(33)への思いをボードのノーズに「RIDE FOR KEIJI」と書いて“共闘”した。

 「メッセージを書いたからには優勝したい気持ちもあった。書いたことでオレのモチベーションも上げることができたし、2人にとってプラスになった。圭司くんと滑ってる感じがした。体も動いたし、神がかっていた」と世界初となる大技「スイッチバックサイド・トリプルコーク1620」に成功し、拍手喝采を浴びた。

 練習は一切せず、ぶっつけ本番で大技に挑み、昨年、今年のXゲームに続く3回目の挑戦で見事成功させたという。

 今後は「RIDE FOR KEIJI」のステッカーをつくって、各ボーダーに配ったり、販売したりして基金を募る考えを示し「自分の滑りで元気づけたい」と話していた。

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2015年2月25日のニュース