準決まで苦戦も…決勝で目覚めた錦織「もやもやが少し晴れた」

[ 2015年2月16日 09:34 ]

メンフィスオープンで大会3連覇を達成し、ギター形のトロフィーを手にする錦織(AP)
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 男子テニスのメンフィス・オープン決勝は15日、米テネシー州メンフィスで行われ、世界ランク5位で第1シードの錦織圭(25=日清食品)は同15位で第2シードのケビン・アンダーソン(28=南アフリカ)に6―4、6―4で勝利。前身の全米室内選手権から自身初めてとなるツアー同一大会3連覇を達成し、「ことしも去年と同じように素晴らしい一年にしたい」と笑顔で宣言した。

 準決勝までの3試合は格下の相手に第1セットを落とす苦しい立ち上がりだった。しかしこの日は第1セットの第1ゲームでいきなりブレークに成功。身長2メートル3のビッグサーバーを攻略し、同第9ゲームはフォアのリターンエースで再びブレーク。第2セットは一度もブレークポイントを与えず、第5ゲームをブレークして危なげない勝利を挙げた。

 試合後のコート上のインタビューでは「素晴らしい1週間だった。決勝は最高の試合ができた」と喜んだ錦織。メンフィスにちなんだギター形のトロフィーを手にして祝福の紙吹雪を受け、「この優勝で頭の中でもやもやしていたのが少し晴れた」とコメントした。

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