常山 高校生で19年ぶり4強!ラリー戦仕掛けて粘りの勝利

[ 2014年12月6日 05:30 ]

男子シングルス 準決勝進出を決めた常山幹太

 バドミントンの全日本総合選手権第4日は5日、東京・代々木第2体育館で各種目の準々決勝が行われ、男子シングルスで18歳の常山幹太(東大阪大柏原高3年)が内藤浩司(24=日立情報通信エンジニアリング)を2―1で下し、同種目の高校生では95年の舛田圭太以来19年ぶりの4強入りを決めた。女子シングルスでは山口茜(17=福井・勝山高2年)が2年連続で準決勝に駒を進めた。女子ダブルスでは今季世界ランク1位となった高橋礼華(24=日本ユニシス)・松友美佐紀(22=同)組が敗れた。

 18歳の常山が社会人を撃破し、男子高校生としては19年ぶりの準決勝進出を果たした。1ゲーム目を先取したが、攻め急いで2ゲーム目を落とした。「ファイナルで気持ちを切り替えられた」と最終ゲームは相手の嫌がるラリー戦を仕掛け、勝利をもぎ取った。

 「去年(の8強)よりも結果が良かったことはうれしい」とはにかんだ。準々決勝は第1シードの田児との対戦を予想していたが、田児が大会を棄権。「チャンスをものにできたのは良かった」と振り返った。

 3回戦からは中学まで地元の滋賀で指導を受けていた父・兼二さん(45)がコーチ席に入っている。「来年、実業団に進んだら入ってもらえないから。自分から連絡した。心強い」と常山。ベテランのサウスポー佐々木翔(32=トナミ運輸)との準決勝は「がっつきます」と持ち前の粘り強いプレーで立ち向かう。

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