瀬戸「やるときはやる」日本新でV2!女子200背で赤瀬3位

[ 2014年12月6日 05:30 ]

男子400メートル個人メドレーで2連覇し、表彰式でメダルを胸に笑顔の瀬戸大也

競泳・世界短水路選手権

(カタール・ドーハ)
 4日の男子400メートル個人メドレーで昨夏世界選手権金メダルの瀬戸大也(20=JSS毛呂山)が3分56秒33の日本新記録で優勝し、12年に続き2連覇を達成した。萩野公介(20=東洋大)は4分1秒17で2位。同100メートル背泳ぎは入江陵介(24=イトマン東進)が50秒12で3位に入った。5日の第3日は女子200メートル背泳ぎの赤瀬紗也香(20=日体大)が2分2秒30で3位。男子200メートル平泳ぎの小関也朱篤(22=ミキハウス)は2分2秒45で4位だった。

 大舞台での強さを発揮した。13年の長水路を含めれば、3年連続で世界選手権400メートル個人メドレーのタイトル奪取。「勝てたのは自信になる。やるときはやります」と満面の笑みを浮かべた。

 「積極的にいった」と最初のバタフライで先頭に立つと、苦手の背泳ぎで失速することなく平泳ぎにつないだ。300メートルのターンは世界記録の3分1秒14を上回る2分59秒93。最後の自由形で少しペースを落としたものの、2位の萩野に5秒近い大差をつけての勝利となった。

 今季は8月のパンパシフィック選手権、9月の仁川(インチョン)アジア大会と萩野の後塵(こうじん)を拝し、昨夏世界選手権金メダル以来、「出し切ったレースができていない」ともどかしさを募らせていた。だが、大舞台で結果を残し「自分の殻が破れた。いいレースができて幸せ」と感慨に浸った。

 目標の世界新記録には0秒83届かなかったため「世界新が欲しかった」と満足しきってはいない。「挑戦する姿勢を忘れないでやっていきたい」。頂点を極めながら、気持ちを新たにしていた。

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