スーパー中1奈良岡 指導は父「普段はおっとり。コートで別人」

[ 2014年12月3日 08:30 ]

全日本バドミントン男子シングルス予選2回戦で敗退したものの、父でコーチの浩さん(左)とともに笑顔で会見する奈良岡功大

バドミントン全日本総合選手権第1日

(12月2日 国立代々木競技場第2体育館)
 大会最年少勝利を挙げた13歳の奈良岡は元国体選手だった父・浩さんと二人三脚で成長してきた。昨年初めて2人で全日本総合選手権を観戦し「来年はここだね」と目標を定めた。

 独自の指導理論を持つ浩さんの下で、効率のいい体の動かし方を習得。中学1年で筋力トレーニングもほぼやっていないが「スマッシュは体の使い方で飛ぶようになる」と浩さん。今大会に関してはシニア選手との対戦に備え「ロスの少ない動きをしないと、年上の選手と戦うときにスタミナが持たない」と相手が有利になるショットを打たせないように対策を講じたという。

 目標設定に関しても、達成は「通過点」と教えている。ご褒美で食事に行く程度で奈良岡は寿司や焼き肉をリクエストすることが多いという。「普段はおっとりしていて優しい。コートに入ると別人になる。この感覚がたまらない」と話す顔は指導者ではなく父親の顔に戻っていた。

続きを表示

この記事のフォト

2014年12月3日のニュース