早大 東芝へ出稽古敢行“仮想メイジ”とフルコンタクト実戦形式

[ 2014年12月3日 05:30 ]

 異例づくしで早明戦ウイークが幕を開けた。7日に東京・秩父宮ラグビー場で行われる関東大学ラグビー対抗戦の早明戦に向け、両校は2日に練習を再開。早大はトップリーグ東芝へ出稽古を敢行し、フルコンタクトの実戦形式練習を行った。

 両校とも既に優勝の可能性は消えたが、伝統の一戦の重要性は色あせない。そんな大一番を5日後に控えながら、ケガのリスクがあるトップリーグとの合同練習を終えた後藤禎和監督は「本当は先週やりたかったが、先方の都合もあった。(東芝は)フィジカルの強い相手なので、メイジを想定できた」と説明した。

 今年はサントリーやヤマハ発動機など複数のチームに胸を借りてきたが、ロック大峯主将(4年)らが「前回来た時、親身に指導していただいた。もう一度、やりたい」と後藤監督に直談判。3日前に神戸製鋼との試合を終えたばかりのAチームとはスクラム練習も実現し、大峯も「出てきてくれるとは思わなかった」と感謝した。

 6月に右肩を故障した日本代表のFB藤田(3年)は先発復帰が濃厚。最高の布陣も整え、早大が2季連続で早明戦を制す。

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2014年12月3日のニュース