「スーパーラグビー」日本の新規参入承認、16年から5年間

[ 2014年11月21日 05:30 ]

 南半球の強豪3カ国に拠点を置くチームが争う世界最高峰リーグ「スーパーラグビー」の主催者は20日、ロンドンで開いた理事会で16年からの日本の新規参入を承認した。契約年数は16~20年までの5年間。日本は10月に単独の最終候補となり、詰めの交渉を行っていた。日本ラグビー協会の矢部達三専務理事は「日本のラグビー界全体が世界レベルへと前進していく力になると確信しています」とコメントした。

 現在15チームのスーパーラグビーは16年に18チームに増え、2グループ、4カンファレンスに分かれてレギュラーシーズンを戦う。日本は南アフリカ・グループのカンファレンスに所属。本拠地は東京・秩父宮ラグビー場で、7~8試合の本拠地試合のうち3試合をシンガポールで行う。

 日本協会は19年W杯日本大会に向けた強化のため、代表選手を軸にしたチーム編成を行う方針。強豪国との試合を定期的に組めない日本にとって、サッカーの欧州CLに例えられる世界トップレベルの試合を年15試合以上行えることで、強化は劇的に加速する。一方で時期が重複する国内スケジュール、選手の雇用形態などは、今後早急に調整を迫られることになる。

続きを表示

2014年11月21日のニュース