みなみ 滑り込み突破…猛虎“下克上”あやかり上位浮上狙う

[ 2014年10月25日 05:30 ]

18番、神戸の街並みを背にグリーンの芝を読む勝みなみ

女子ゴルフツアーNOBUTA GROUPマスターズGCレディース第2日

(10月24日 兵庫県三木市 マスターズゴルフ倶楽部=6445ヤード、パー72)
 なんとか滑り込んだ。勝は最終18番で1メートルのパーパットを決めてホールアウトすると「予選通過できると思っていたけど…」と漏らした。自身の順位を確認すると、カットラインの50位付近を行ったり来たり。不安な面持ちで吉報を待つ16歳だったが、ほどなく予選通過決定の知らせを受けると「よしっ」と小さくうなずいてガッツポーズを見せた。

 前半は「(ショットが)あまりピンに行かなくて長いバーディーパットが残った」とチャンスをつくることができずにイーブンパーで折り返した。10番でボギーを叩いたが「後半はわりとショットが寄ってくれた」と11番、14番で4メートル、15番は5メートルを沈めてスコアを伸ばした。

 しかし、17番で1メートルのフックラインを外してボギー。これがヒヤヒヤの予選通過の原因となっただけに「あれはなんで外したんだと自分で思う」と反省した。

 大の阪神ファン。この日は甲子園球場のグラウンドを管理する阪神園芸の関係者が観戦に訪れ、勝は甲子園グッズをセットで贈られた。「えぐい!」と独特の表現で大喜びした虎党は、中に甲子園の砂が入ったキーホルダーを発見。「あすはこの砂を体にかけて回ろうかな」と満面の笑みを浮かべた。

 第3ラウンドが行われる25日から甲子園で阪神が日本シリーズを戦う。「残り2日間もゴルフができるので頑張りたい」。26日の最終日終了後にはシリーズ観戦という希望を秘めながら、日本一を目指す虎に負けじと勝も猛虎魂で上位浮上を目指す。

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