孔明“ケガの功名”奪首!休憩中に右手負傷も後半4アンダー

[ 2014年10月25日 05:30 ]

17番、第2打となるアプローチショットを放つ小田孔明

男子ゴルフツアー ブリヂストン・オープン第2日

(10月24日 千葉県千葉市 袖ケ浦カンツリークラブ袖ケ浦コース=7119ヤード、パー71)
 6位で出た賞金ランク2位の小田孔明(36=フリー)が首位に浮上した。ハーフターンの休憩で右手首を痛めるアクシデントも、パットがさえて2日目ベストに並ぶ65で回り、通算10アンダーに伸ばした。自身初の賞金王を目指す中、夏を境に足踏みしていたが、高額賞金が続く秋の陣で攻勢をかける。初日首位の矢野東(37=フリー)は68で通算9アンダーの2位となった。
【第2R成績】

 昼の休憩を終え、ベンチを立ち上がろうとした時だ。右手をついた瞬間、小田孔の手首に痛みが走った。10番でティーショットを打った後も患部をぐるぐる回して苦悶(くもん)の表情。それでもフェアウエーからグリーンに乗せ8メートルを沈めるなどタッチが合った。

 5メートル前後のバーディーパットを3度も入れて計24パット。65で回った後は30分間も電気治療を施し「手首を痛めても後半は4アンダーだからね」と笑い飛ばした。

 7月の全英オープンで46インチに伸ばした1Wのシャフトを「ぶれがひどくて」と0・25インチカット。短くした分、力みも減り安定した。シーズン半ばからトップ10はない。そこで、仲間から「守りに入ってるんじゃない?」と尻を叩かれ気持ちを入れ替えた。目標とする賞金王へ、今季2勝目を挙げて再びランクトップに浮上する構えだ。

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