米国 連覇でリオ切符!セルビアに大勝「みんなが進化した」

[ 2014年9月16日 05:30 ]

表彰式で笑顔を見せる米国チーム(AP)

 男子バスケットボールのW杯は14日にマドリードで決勝を行い、米国が129―92でセルビアに圧勝し、改称前の前回の世界選手権(トルコ)を含め2連覇を達成した。旧ユーゴスラビアと並び歴代最多5回目の優勝で、優勝国だけに与えられる16年リオデジャネイロ五輪出場権も獲得した。決勝で26得点をマークし、9試合でチーム最多の出場時間(平均24・3分)を記録したガードのカイリー・アービング(22=キャバリアーズ)がMVPに選出された。

 第1Q序盤で米国は7―15とリードを許したが、ここから連続15点。前半だけで3点シュートを11本成功させ、平均身長2メートル4を誇るセルビアの高い壁を打ち砕いた。

 “コーチK”ことシャセフスキー監督(デューク大)は「圧倒的な力を示したと思われるかもしれないがそうじゃない。試合の中で選手が成長してくれた」と代表選手12人の健闘を称賛。先発予定だったジョージ(ペイサーズ)とデュラント(サンダー)が故障などで代表を外れたが、ゴール下で踏ん張ったフォワードのファリードは「米国はBチームを送り込んだとも言われたが金メダル。みんなが進化したんだ」と胸を張った。

 これで通算63連勝。8年間不敗の“無敵艦隊”は、五輪切符を手土産にしてバスケットボール発祥の母国に凱旋する。

続きを表示

この記事のフォト

2014年9月16日のニュース