川満 雷雨で切り替え68、5位 ボギー後の1時間の中断で

[ 2014年9月6日 05:30 ]

ホールアウトした川満は笑顔でキャディーとグータッチ

女子ゴルフツアーゴルフ5レディース第1日

(9月5日 岐阜県瑞浪市 みずなみカントリー倶楽部=6520ヤード、パー72)
 プロ4年目の川満陽香理(27=GOLF5)がホステス大会で首位と3打差の5位発進した。ボギーを打った直後、雷雲接近で1時間9分の中断となりリフレッシュ。5バーディー、1ボギーの68をマークした。大山志保(37=大和ハウス工業)が65で単独首位。昨年の覇者、吉田弓美子(27=イーグルポイントGC)は1打差2位につけた。

 天を味方につけ好発進した。インから出た川満はバーディーを先行させたが、12番でバンカーにつかまりボギー。肩を落として向かった13番のティーグラウンドで雷雲接近による中断を告げるホーンが鳴った。クラブハウスに戻りパウンドケーキを食べると「バーディー、ボギーでゼロ。ここから頑張ろう」と気分は切り替わった。再開後、18番でバーディーを奪うと、アウトはショットとパットがかみ合い3バーディー。68で終えた。

 宮里藍や諸見里しのぶら沖縄本島出身は多いが、川満の故郷は本島から南西に約290キロの宮古島。沖縄の先輩への憧れがある一方、不屈の精神という意味の宮古島の方言「あららがま」魂を内に秘める。今年の目標は初の賞金シード獲得。現在78位だが「あららがまでワイド(頑張る)です!」と言い聞かす。日本人の現役女子プロでは最南端出身者が一気に浮上してみせる。

 ◆川満 陽香理(かわみつ・ひかり)1987年(昭62)5月3日、沖縄県宮古島市出身の27歳。沖縄本島の昭和薬科大付から立命館大に進み、07年日本女子学生優勝。11年に4度目の挑戦でプロテスト合格。最高成績は今年のほけんの窓口レディースの15位。1メートル63、55キロ。

 ▼2位・吉田弓美子 このコースは苦手だけど夏場に入ってから自分のゴルフが確立している。自信を持ってバーディーチャンスをつくれている。(開催コースは違うが大会連覇へ好発進)

 ▼5位・山本薫里 ショットが良くてグリーンを外すことが少なかった。いい位置で最後まで頑張りたい。(初の賞金シードを目指す40歳が68をマーク)

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2014年9月6日のニュース