白鵬 マイペース調整に理事長苦言「もっと稽古をつけないと」

[ 2014年9月6日 05:30 ]

白鵬(右)に豪快に転がされる逸ノ城

 大相撲秋場所(14日初日、両国国技館)を前に横綱審議委員会による稽古総見が5日、両国国技館の相撲教習所で行われ、史上2位タイの31度目の優勝を狙う横綱・白鵬(29)の稽古内容について北の湖理事長(元横綱)が苦言を呈した。

 白鵬は新小結・常幸龍を指名してマイペースに調整していたが、単調な稽古にしびれを切らした北の湖理事長が「遠藤、照ノ富士、大砂嵐、行かんかい!」と声を荒らげた。その指令通りに土俵周りには若手力士が集まったが、横綱には協会トップの声も届かず、常幸龍のみを相手に大技の呼び戻しを決めるなど軽々と8戦全勝。稽古終了後、白鵬は「呼び戻しが豪快に決まりました。あれこそ仏壇返し」と満足げな表情を浮かべた。しかし、北の湖理事長は「横綱なんだからもっと若手をつかまえて稽古をつけないと。あれではウオーミングアップ」とおかんむりだった。

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2014年9月6日のニュース