日本、米国下してソフト世界選手権連覇 エース上野がV投手

[ 2014年8月25日 00:38 ]

決勝の米国戦に先発し力投する上野

 ソフトボール女子の世界選手権は24日、オランダのハーレムで行われ、日本は3位決定戦でオーストラリアを下した米国と決勝で対戦し、4―1で勝って2連覇を達成した。日本は1次リーグから10連勝で3度目の優勝。

 試合は日本が1回に3点を先制、4回に1点を追加して主導権を握った。3連投となったエースの上野(ルネサスエレクトロニクス高崎)が7回を1点に抑え投げ切った。

 大会前から宇津木麗華監督が東京五輪での競技復活を見据えて「どうしても勝ちたい」と初の連覇を宣言。初戦から隙のない戦いで全勝で頂点に立った。

 日本は23日に決勝トーナメントでオーストラリアと米国を破った。6―1と快勝した米国戦は、2試合連続で先発した上野が6回まで粘り、7回は山根(トヨタ自動車)が締めた。打線は1回に先制し、2回に西山(日立)の適時二塁打などで3点を加えた。

 8チームによる決勝トーナメントは敗者復活を含むページシステムで実施された。

 ▼上野由岐子の話 早く点を取ってくれて楽になった。2連覇できて良かった。五輪を意識して戦ったし、若手に伝えていく役割がある。その姿を見せられた。日本が勝ち、五輪復帰へのアピールにもなったと思う。

 ▼宇津木麗華監督の話 夢じゃないかと思った。すごくうれしい。日本の強さは本物だと思う。10連勝で2連覇なんて簡単にできない。上野、山田、西山の3人がチームをよく引っ張った。

 ▼西山麗の話 前回とはまた違った優勝の喜びがある。野手では最年長なので、いろいろな経験をさせてもらった。とにかく連覇できて良かった。

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