萩野 フェルプス、瀬戸下して個人メドレー2冠、積極策実る

[ 2014年8月25日 05:30 ]

パンパシ水泳男子200メートル個人メドレーの表彰式でポーズをとる優勝した萩野公介。左は2位のマイケル・フェルプス、右は3位の瀬戸大也

水泳パンパシフィック選手権最終日

(8月24日 オーストラリア・ゴールドコースト)
 五輪3連覇中のフェルプスの猛追を0秒02差でかわした。萩野は電光掲示板で男子200メートル個人メドレーの金メダルを確認すると、右手を握りしめ満面の笑みを浮かべた。「勝負に勝ったことは素直にうれしい」。個人メドレー2冠を達成し、今大会5個目のメダルを手にした。

 バタフライから積極的に飛ばした。ブラジル選手と先頭を争いながら、最後の自由形でトップに出た。「タッチ勝負になると思って、ラスト5メートル、しっかり(手を)かくことを意識した」と最後まで粘って逃げ切った。8日間で7種目17レースに出場した昨年の世界選手権は、優勝候補だった最終日の400メートル個人メドレーでまさかの5位。「やれることはやった。自分なりに調整を工夫したりして乗り越えられた」。成長を見せつけた金メダルで締め、胸を張った。

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2014年8月25日のニュース