小関 ポスト北島アピール、200平も制し2冠「強さを証明」

[ 2014年8月25日 05:30 ]

パンパシ水泳男子200メートル平泳ぎ決勝 2分8秒57で優勝した小関也朱篤

水泳パンパシフィック選手権最終日

(8月24日 オーストラリア・ゴールドコースト)
 ポスト北島は俺だ。小関が100メートル平泳ぎに続き、200メートルも制し2冠に輝いた。「日本の平泳ぎが強いということを100メートルで証明して、200メートルでも証明できてうれしい」。両手を広げると2メートルになる1メートル88の大型スイマーは日本のお家芸である平泳ぎでエースの後継者に名乗り出た。

 前半から飛ばした。100メートルは世界記録を上回る1分1秒58で通過。「100~150メートルで粘れるか」が課題だったが、最後まで先頭を譲らない完勝だった。日体大進学後の2年間は自由形を強化。指導する藤森コーチは「平泳ぎは肘などケガが多い。肩をつくるために自由形をさせた」と意図を明かす。大学3年で平泳ぎに戻ると、めきめきと記録を伸ばした。

 大会前には「200メートルもしっかりやれよ」と五輪2大会連続2冠の北島にハッパを掛けられた。目標としていた2分7秒台には届かず「タイムはまだまだ。世界とは戦っていけない」と悔しがった。それでも大会前に「金」宣言しており、有言実行の2冠となった。目指すはリオデジャネイロ五輪での世界新記録での金メダルだ。伸びしろたっぷりの新鋭が世界デビューで存在感を示した。

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