ビリケン藤本の義妹・安福 プロに近づく70 合格圏6位に浮上

[ 2014年7月31日 05:30 ]

70をマークして6位に浮上した藤本佳則の義妹・安福

女子ゴルフ 最終プロテスト第2日

(7月30日 岐阜県瑞浪市 ベルフラワーカントリー倶楽部=6427ヤード、パー72)
 男子ツアー2勝の藤本佳則(24=フリー)が義兄の安福千乃(23)が、4バーディー、2ボギーの70で回り、通算2アンダーで17位から首位と4打差の6位に浮上した。68を出した山田成美(24)が通算6アンダーで首位に立った。プロテストは31日の最終日まで計54ホールが行われ、20位タイまでが合格。トップには今季のツアー14試合の出場権が与えられる。

 安福は2番で「これが入れば乗っていける」という4メートルのバーディーパットをねじ込んだ。3番でボギーを叩いたものの、6、7番で8メートルの長いパットを決めてスコアを伸ばし、後半のインも1バーディー、1ボギーにまとめた。

 父・洋一さん(56)は競輪の元トップ選手。姉・祐未さん(26)の夫は男子ツアー2勝のビリケンこと藤本佳則と、その世界で成功した人物が身近にいる。その義兄のグアム合宿に今年初めて参加。2月の2週間は「目で盗めという感じでした」という技術面よりも、内面を磨く期間になったという。「どう考えてプレーをするか意識が変わりました」。成果は表れ、昨年の最終テストは1打足りずに最終日に進めなかったが、今年は堂々の成績を残している。

 合格は20位タイまで。「最低でも合格。1つでも上に」。31日に応援に来る両親と姉の前で目標を達成する。

 ◆安福 千乃(やすふく・せんの)1991年(平3)2月25日、奈良市生まれの23歳。13歳でゴルフを始め、奈良育英高卒業後は奈良国際GCの練習生に。ツアーには12年の日本女子オープンに出場し、予選落ち。1Wの平均飛距離は230ヤード。得意クラブはアイアン全般。1メートル60、58キロ。

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