富士登山競走 松本大2連覇!2年後世界選手権でトップ10狙う

[ 2014年7月26日 05:30 ]

第67回富士登山競走の山頂コースを制した松本大(左)とルース・シャーロット・クロフト(右)

 第67回富士登山競走(スポニチ後援)は25日、山梨県富士吉田市役所前をスタートする山頂、五合目の2コースに計3980人がエントリーして行われた。山頂コース男子は松本大(30=Salomon)が2時間47分45秒で2連覇、女子はルース・シャーロット・クロフト(25=ニュージーランド)が3時間11分44秒で初優勝。五合目コース男子は松本翔(28=日税ビジネス)、女子は大石由美子(43)が制した。

 6度目の挑戦の松本が歓喜の連覇を果たした。「今年はマークされる存在」とプレッシャーを感じながらも昨年の自身の優勝タイム(2時間49分40秒)を更新してゴール。群馬県出身で、前橋高、群馬大時代に国体の山岳競技に出場した経験を持つ。現在は浅間山などを練習の拠点に、プロの山岳ランナーとして「スカイランニング」と呼ばれる山岳レースの普及活動をしている。次の目標は「2年後のスカイレース世界選手権でトップ10入り」と笑顔で抱負を語った。

 ≪女子はクロフト圧勝≫ニュージーランド出身のクロフトが2位を17分以上引き離して圧勝した。「昨年の結果(9位、3時間52分5秒)に納得がいかなかった」と2度目の挑戦を決意。ネパールで練習を積み、さらにエベレストウルトラマラソンに出場し、外国人部門で2位の記録を残して本大会に挑んだ。5合目以降にペースを上げる作戦が功を奏し「去年より良い走りができて良かった」。満足げに富士山攻略を喜んだ。

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2014年7月26日のニュース